相対音感の聴音の仕方
10月からご縁があって
音大受験生のソルフェージュと副科ピアノを教えています
私は相対音感なので
絶対音感がある方とは全く違う方法で
今まで聴音を突破してきました
内容はヤマハ指導グレードですが
音大受験にも通じる所があるので
ブログで共有したいと思います
まずメロディー聴音
ほとんどの問題は最初I度から始まるので
まず主和音の3択なんです
ハ長調なら「ドミソ」のどれか
属7始まりや、倚音始まりも可能性としてありますが
概ねI度と考えます
そして最後はI度の主音
ハーモニーは大体属7-I度
なので最後2小節は導き出せます
問題はその間
まずハーモニーを探します
(ヤマハの指導グレードは伴奏がついている曲を聞き取ります)
ここは属7かな?Ⅳ?Ⅱ?
おおまかなトニック、サブドミナント、ドミナントを聞き分けたら
あとは和声音と非和声音をさがして
なんとかメロディーを埋めます
ここはもう必死です
ヤマハグレードではハーモニーは和声記号だけなので
相対音感の私でも勉強すればなんとかなる領域でした
「予測」と「知識」をフルで使って
やっと聞き取れるレベルです。
本当に大変💦
聴音のポイント2つめ
過去問を見漁って
漁って漁って漁りまくって
傾向を分析する!
どういう耳の力が求められているか
パターンはないか
傾向は必ずあります!
そこから自分の苦手なポイントを知り
全調移調して弾いたり歌ったり…
そうすることで少しでも音感は鍛えられます
聴音のポイント3つ目
100点満点を目指さないという事
「大体こんな曲…?」
ぐらいの気持ちで
全部きっちり聞き取ろうとすると
だんだん訳がわからなくなってきてしまうので
大体こんな感じかな〜??
と予想を立てます
最初にも書いたように
「仮定する」
分からない音は
ひとまずの音で仮定しておいて
後から修正します
それでもやっぱり難しいものは難しい💦
大人になってから音感を鍛えるのは難しいと
身をもって感じています
昔々…
研修で2泊3日ずっとドレミで歌いっぱなしだった時
研修先のホテルで見たテレビのCM曲が
(地方だったので関東では流れていないもの)
ハ長調で
音名に聞こえたんです…!
(確か15時間ぐらい研修していた後だった)
感動したのを覚えています
聴音は絶対音感の人と相対音感の人では
全然やり方が違うと思います
絶対音感の人を羨ましがって嘆いていても仕方ないので(過去の私です)
やれるだけの努力はしていきましょう
どなたかのお役に立てれば幸いです
聴音難しいけど頑張っていきましょう✨
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