20年ぶりの幻想即興曲
中学1年の時
ショパンの幻想即興曲を弾きたい!!
と
怖いもの知らずの私は先生に伝えると
「3年くらいかかってもいいから取り組んでみましょう」
と言っていただけたけど
結局基礎力が全然なかった当時の私に
両手どころか右手すら弾けるわけもなく
そのまま教室移転でピアノのレッスンを辞めてフェードアウト……
先日楽器屋さんに買い物に行った時に
「何か新しい曲に取り組みたい…」
と思い色々候補はあったのですが
ちょうどショパンの即興曲集と目が合い
「そうだ!幻想即興曲弾いてみたかったんだ〜!!」
となりお会計💰
その日からさっそく練習をしていますが
「あれ?こんなにシンプルな曲なの???」
となっています。
もちろんテクニック的に簡単にテンポを上げて弾ける曲ではありませんが
和声進行、繰り返しの多さ、変化の少なさ
ショパン作品に良くある「2回目はどこかが変化している」
って言う部分がほぼない
(ノクターンOp.9-2等でよく見られますよね)
左手もほぼサブドミナント、ドミナントにしか動いていないし
転調していますがとてもわかりやすい転調
4:3の複合リズムも慣れればずっとそのパターンなので
実はそこまで難しい曲ではなかった!!
と言うのを20年ぶりに弾いて実感しています笑
ただ
そもそも初めて複合リズムをやる人にはきついかも💦
中学1年生だった私があのまま突き進んで練習していたら
果たしてどうなっていたか…
よく大人の生徒さんには
「憧れの曲」
をお聞きしますが
その曲だけ練習しても弾けるようにはならないんですよね…
基礎の積み上げがとっても大切!
身をもって感じた瞬間でした。
もちろん時と場合によっては
一曲集中してレッスンする事もあります。
講師として
そこを見極めるのもまた難しい
何度も言いますが
基礎は大事です…!
愚直に取り組みましょう✨
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